
オスグッドとカイロプラクティック
先日、オスグッド(成長期の運動のし過ぎなどによる膝の痛み)で来院された陸上部のY君の話。
オスグッドと診断されたのは今から3、4年前(現在中2)
お母様の話では、接骨院の治療は芳しくなく、整体も行ってはみたものの高額なわりには効果がなく、現在はだましだまし使っているとの事。
確かに、膝蓋腱の付着部が肥厚しており、圧痛もあり典型的なオスグッドの症状を呈していた。
患側は右側であった。
成長痛と言うともっともらしいが、
なぜ片側だけなのか?
なぜ膝なのか?
という事をしっかり説明を受けた事はなかったようだ。
最初のきっかけは少年サッカーだったそうだが、
野球でもサッカーでもどんなスポーツでもそうなのだが、
指導者は、プレーの良し悪しは教えてくれても、
怪我をしないための体の使い方や
怪我をしないための体のメンテナンスの仕方は教えてくれない。
Y君の場合背中がやや右側弯で、骨盤も右足荷重の状態で、右側の足に負荷がかかりやすい状態になっていた。
そして、歩き方も走り方も膝に負担がかかりやすいものだった。
ゆえに、右膝に負担がかかり筋肉の緊張から膝蓋腱の拘縮、そして腱の付着部の炎症へとつながったのである。
これら患部のダメージの原因になった部位への調整を行い、膝蓋腱の老廃物を流すテクニックも行うと、その場で痛みはなくなった。
普通の治療院なら
「はい!おしまい!今度はいついつ又来てね〓」
というところなのだろうが、
うちは違う〓
まずは正しい姿勢をレクチャーする
(それを知りたいと思う人にのみ)
座位バージョンと
立位バージョン。
続いて、楽な歩行とランニングの仕方。
ここまでやると、
勘のいい子だと、自分の体が楽に使える事に気付き、感動で目がキラキラしてくる。
どこか、痛くなるという事はその場所に余分な負荷がかかっているか、うまく使えていないかどちらかである。
ただ、正しい姿勢や体の使い方は誰も教えてくれないし、そもそも知らない。
ゆえに、皆故障するのである。
正しい体の使い方を知り
正しいメンテナンスの仕方を知り
それを実践する事が出来れば、
治療はいらない〓
かくして一週間後に訪れたY君の膝は一週間全く痛まなかったそうだ。
お母様からはどのくらいのペースで通えばいいかと問われたが、
痛みが出るか出ないかは本人の心がけしだいなので、
痛みをものさしにして通院するならば今日でおしまいかも知れないし、
一週間後かも一ヶ月後かも知れないとお答えした。
ただ、体の形(猫背、右短下肢など)を根本的に良くしたいと思うなら、
一週間くらいのスパンで何回か通われてもいいでしょう!
とお答えした。
医者で病名を告げられると
たいそうな事になった!とその病名にとらわれ、
なかなか治らないものだという概念を植え付けられている人は多い。
しかし、どんな病気でも症状でも、それを作った原因は自分であり、
治すのも又自分なのである。
オスグッド?なにそれ大変!
いやいや、踵の分厚いクッション性の高い靴を幼少期から履き続けて、
痛くないもんだから、ガンガン踵から打ち付けるように足を使って、
踵のないスパイクで沢山走り初めたら、そりゃ痛くなるよね。
だったら、こうすれば痛くないよ〓
くらいの簡単でシンプルな話です。
体が治る道理を知りたい方は、
いつでも当院へお越しください(⌒‐⌒)
ちなみに、小学生二千円、中学生二千五百円、高校生三千円です。(初検料千五百円)